きかんしゃトーマスは、ソドー島を中心としたコミュニティを舞台に、個性豊かなキャラクターたちが喜怒哀楽に富んだ様々なエピソードを繰り広げます。
きかんしゃトーマスの世界観は、実社会の縮図であり、子どもたちに人の役に立つことの大切さ、チームワーク、仲間を思いやる気持ちを教えてくれます。さらに充実したトーマスのおもちゃたちは、子どもたちの想像力を駆り立て、手先を使って遊ぶことで脳の成長も促してくれます。きかんしゃトーマスの教育効果は絶大。
きかんしゃトーマス、子育て万能説!
きかんしゃトーマスを愛する子をもつ親ならば、実際にトーマスで遊ぶ我が子の様子から、その影響力を実感していますよね。もちろん、私も実感しています(だからこそ、1万円以上もするトーマスのおもちゃも買い与えてしまう^^; ⇒ ティドマス機関庫(きかんしゃトーマス木製レールシリーズ)写真付きレビュー)。
そんなきかんしゃトーマスの教育効果について、NPO東京学芸大こども未来研究所とソニー・クリエイティブプロダクツから、とても興味深いプレスリリースが発表されました。
「きかんしゃトーマス」の教育的効果を調査・検証するための共同研究プロジェクトを発足!
「きかんしゃトーマス」を中心としたキャラクターのもつ教育的効果を調査・検証するための研究を、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツとの共同で開始いたします。
引用元:東京学芸大学こども未来研究所
⇒ 詳細はプレスリリース(PDF)参照
2018年6月15日より、国立大学の教授ほか、子ども未来研究所の研究員など有識者の方々による共同研究プロジェクトが発足し、「きかんしゃトーマス」を中心としたキャラクターのもたらす教育的効果を、学術的な視点に基づき検証していくとのこと。
学術的な視点に基づき・・・なんだかすごいことになってますね。今回の共同研究では、次の3つの仮説を質的および量的調査の双方からアプローチし、検証していくそうです。
- ストーリーの追体験が子どもの非認知能力を育む。
- 「共通の遊び体験」を通して、キャラクターが子どもを「学び」へと導くファシリテーターとなる。
- キャラクターの介在が子どもの豊かな心の成長を促す。
非認知能力?ファシリテーター?・・・なんだか難しい言葉が並んでますね。これではよくわからないのでググって調べた情報で、私なりに補足します。
非認知能力(ヒニンチノウリョク)
IQや学力テストなどの認知能力ではないもの全般をいう。具体的には、誠実さや忍耐心、リーダーシップ、コミュニケーション能力など。その有無によって、仕事の成果や人生の行方に影響を与えるパーソナリティや対人能力ともいえる。ファシリテーター
物事を容易にできるようにする人や物。また、世話人。
非認知能力とは、一言でいえば、社会の一員として生きていく力。日本では近年、幼少期に非認知的な能力を身につけておくことが、大人になってからの幸せや経済的な安定につながると注目されています。2017年3月には「学習指導要綱」に組み込まれ、それに合わせて保育所保育指針・幼稚園教育要領も改定されたそうです。
上記仮説を簡単な言葉に置き換えるとこんな感じでしょうか。
- きかんしゃトーマスが、子どもが将来、幸せな人生を送るために必要な能力は育むことに影響する
- きかんしゃトーマスのキャラクターたちがそれを容易にするための助けとなる
- きかんしゃトーマスのキャラクターたちが豊かな心の成長を促す
この仮説を質的および量的調査の双方からアプローチして検証していく、ということのようです。質的?および量的調査?・・・^^;、詳しい調査内容についてはプレスリリース(PDF)を参照してください。2019年4月に調査結果の報告があるようです。
学術的に証明されたらどうなるんだろう。保育園や幼稚園の公式な教育パートナーとして、きかんしゃトーマスとその仲間たちが登場するのかな。今時点でトーマスデザインの園バスや、トーマスの絵本は、既に現場で使われているような気がしますが・・・果たして。
きかんしゃトーマスの教育効果を学術的に解き明かすことができるのか。そして、もしそれが実証されたら、きかんしゃトーマスは教育パートナーとしてどう関わってくるのか。まずは来年春の結果報告を待ちましょう。
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