とても興味深いニュースが飛び込んできました!
きかんしゃトーマスの原作国イギリスで、2018年9月からアニメの新シリーズ「Thomas And Friends : Big World!! Big Adventures!」が放送されるそうなのですが、その新シリーズでは、これまでの流れを大きく変えるリニューアルとなるようです。
どんなリニューアルかというと、
(1)シリーズ初「世界」が舞台となる!
これまで拠点となっていた架空の島「ソドー島」を初めて離れ、世界中を舞台にさまざまな地域の機関車が登場するようです。
(2)女の子のキャラクターが新たに加わる!
トーマス、エドワード、ヘンリー、ゴードン、ジェームス、パーシー・・・これまで男の子ばかりだった機関車仲間が、新シリーズでは男女比が3対3になるんだとか。新しい女の子の機関車「レベッカ」とケニア出身の「ニーヤ」が加わる模様。
なにやら、グローバル化の波がアニメ界にまで押し寄せてきましたね。詳しく調べてみると、面白い事実が判明しました。
なんと、このきかんしゃトーマスのグローバル化のバックには、国際連合が関わっていました!
きかんしゃトーマスは、アニメ作品として初めて国連と提携し、今回のリニューアルでは、国連が掲げる「持続可能な開発目標」のうち「ジェンダー平等を実現しよう」「質の高い教育をみんなに」などをテーマに盛り込んだとのことです。
国連の発表資料 ↓↓↓
「子ども達は幼い頃に自分の考え方を身につけ、ステレオタイプ(固定観念)を学びます。その多くは自分の身近にあるものを見ることによって習得されます(中略)『きかんしゃトーマスとなかまたち』のような番組とニーヤのような登場人物によって、外見や話す言葉が違っても誰もが同じ大切な存在であり、果たすべき役割があるという考え方を子ども達に伝えることができます」
きかんしゃトーマスは「世界規模の教育ツールとして期待されている」ということでしょうね。
きかんしゃトーマスの“誰かの役に立つ”、“みんなで助け合う”という基本精神が全世界に広まれば、争いごとは減るかもしれません。たしかにそうなれば、世界平和に貢献し得る、とても良いことですよね。
一方で、教育的な意義ばかりを追求し、これまでのアニメとしてのユーモアが薄れてしまうのではないかと少し心配してしまいます。人形劇時代からのトーマスファンである私は、そうならないことを切に願います。
新シリーズ「Thomas And Friends : Big World!! Big Adventures!」は、9月3日からイギリスではすでに放送中。日本での放送については未定だそうです。
国連と提携し、グローバル化したきかんしゃトーマスが、今後どのような展開をしていくのか。日本での放送を楽しみに待ちましょう ^^
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